
仕事で着る衣類は汚れやすく、また汚れの量も多いので洗濯に苦労しますよね。
きちんと洗っているつもりでも思いのほか汚れは落ちないのは使っている洗剤に問題があるのかもしれません。
現在主流の液体中性洗剤では洗浄力がイマイチなのです。
そこでおすすめしたいのが石けんを使った洗濯です。
汚れをしっかり落とす為には汚れの液性に注意する必要があります。
汚れは基本的にアルカリ性か酸性に分類されていますので、逆の液性を持つ洗剤で洗うことでより汚れに対する効果を高めることができます。
汗・皮脂・食べこぼしは酸性汚れなのでアルカリ性洗剤、タバコ臭はアルカリ性汚れなので酸性洗剤を使うことになります。
石けんはアルカリ性洗剤で、一緒に使うクエン酸は酸性洗剤です。
つまり1回の洗濯で広い範囲の汚れに効果抜群なのです。
本文では使う石けんとクエン酸をどう使うのか洗濯したら良いかも詳しく説明していきますので、是非試してみて下さい!
襟袖の頑固な黒ずみは固形石けんを塗り込む
襟袖の汚れはほとんど汗と皮脂です。
汗と皮脂は酸性なので一番洗浄効果が期待できるのはアルカリ性洗剤で、石けんはその代表です。
同じ石けんでも粉末・液体・固形と様々ありますが、その中でも襟袖の頑固な汚れには石けん成分が最も多く含まれる固形石けんがおすすめです。
汚れに直接塗り込むことでピンポイントに高い洗浄効果を発揮します。
液体洗剤を塗布しても良いですが、より高い洗浄効果を求めるならやはり固形がおすすめです。
粉末の場合は水に溶かさないと洗浄効果は発揮しないので注意しましょう。
石けんをしっかり塗り込んだら、洗剤をよく溶かして泡立てた洗濯機に入れ、通常コースですすぎ2回で洗って下さい。
食べこぼしも酸性なので固形石けんが一番
食べこぼしも仕事着に付き易い汚れの1つですよね。
食べこぼしも酸性の汚れなので、使うのはアルカリ性洗剤です。
ただ汗・皮脂汚れと違い食べこぼしには油分が含まれています。
汚れ部分を水で濡らすと汚れが広がったり、繊維のさらに奥に浸透してしまうので注意が必要です。
濡らした固形石けんや液体石けんを塗り込んで、揉み込みます。
あとは通常通りの石けん洗濯を行えば問題ありません。
汚れが残る様であれが、【塗り込む⇒洗濯】の流れを2,3回繰り返してください。
タバコ臭はアルカリ性なのでクエン酸で除去
タバコ臭は汗・皮脂と同様に目に見えませんが、立派な衣類汚れです。
タバコ臭にも液性はありアルカリ性です。
使う洗剤は酸性で、クエン酸が無添加で体に優しいのでおすすめです。
タバコ臭を落とす為だけに、酸性洗剤でもう一度洗濯するのは面倒臭いですよね。
元々クエン酸は石けん洗濯で石けん残りを防ぐために仕上げ剤として一緒に使います。
水に溶かしたクエン酸を柔軟剤ポケットにセットすれば、2回目のすすぎで自動投入されしっかりとアルカリ性汚れを除去してくれます。
まとめ
現在主流となっている液体中性洗剤だけでは頑固な汚れやたくさんの汚れを落とすのに不向きです。
石けんとクエン酸を使った自然派洗濯では互いの弱点を補いつつ、汚れはしっかり除去することができます。
石けんをメインに使った自然派洗濯の詳しいやり方についても紹介していますので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい!