
私もそうでしたが、石けん洗濯をやってみたいけどやり方が分からず一歩を踏み出せない方は意外と多いと思います!
石けんは洗浄力が強く柔軟効果もしっかりあって洗濯洗剤として申し分ありませんが、やり方にちょっとコツが必要です。
大きく分けると2点です。
1つは石けんの働きを助けるサポート洗剤を使うこと。
もう1つは洗剤達の使い方です。
サポート洗剤は3つあります。
重曹・過炭酸ナトリウム・クエン酸です。
重曹と過炭酸ナトリウムは石けんの洗浄効果を維持し、クエン酸は石けん残りを防ぎます。
これらの洗剤の使い方は簡単です。
石けん・重曹・過炭酸ナトリウムは洗濯前にしっかりと水に溶かすこと。
クエン酸はちょっとの水で溶いて柔軟剤ポケットにセットすること。
思ったより簡単ですよね!
このポイントさえ押さえればいつでも簡単に石けん洗濯を始めることができます。
本文では特にサポート洗剤の効果について詳しく説明していきます。
石けん洗濯をおすすめしたい1番の理由は衣類汚れに強いからです!
重曹の効果で水をアルカリ性に保つ
重曹を溶かした水溶液はアルカリ性になります。
石けん自体がアルカリ性の液性を持っており、このアルカリ性が汗や皮脂の酸性の汚れに作用して強い洗浄力を発揮します。
しかし石けんだけでは酸性汚れを分解している内に中和され、アルカリ性の力が弱まって洗浄効果が衰えてしまします。
途中で洗浄力が落ちてしまうことは、イコールで汚れが残ってしまうことを意味します。
石けんを大量に使用すればそれを防ぐことができますが、経済的ではありません。
そこで重曹を一緒に使うことで石けんが汚れに負けない様、洗濯槽内の水をアルカリ性に保つサポートをしてくれます。
過炭酸ナトリウムの効果で雑菌をやっつける
過炭酸ナトリウムとはなかなか聞きなれない単語ですが、酸素系漂白剤のことです。
漂白効果はもちろんですが、ここでは雑菌を除去する目的で使います。
衣類から出るイヤな臭いは細菌の繁殖が原因で、汗や皮脂はこの雑菌が繁殖する為のエサになります。
ですので、石けんと重曹で汚れを引き剥がし、過炭酸ナトリウムで細菌をやっつけてしまうのです。
また洗濯の度に洗濯槽の細菌繁殖予防を行っている様なもので、洗濯槽の洗浄の回数が減らせます。
クエン酸の効果で石けんカスを残さず洗い流す
クエン酸の液性は酸性なので汗や皮脂の洗浄力はイマイチです。
使う理由は仕上げのタイミングで石けんの残りカスをきれいに洗い流す為です。
石けんはアルカリ性ですので、それを落とすには酸性洗剤が一番適しています。
しかし初めから洗濯槽に入れてしまうと石けん・重曹とケンカして、全ての洗浄力が台無しになってしまいます。
その為柔軟剤ポケットに入れて、仕上げ時に自動で洗濯槽に入る様にします。
補足ですが、石けん自体が柔軟効果を持っているので、柔軟剤を入れる必要がありません!
まとめ
合成洗剤を使ったお洗濯では、他に洗剤を使っても柔軟剤くらいでしょう。
一方、石けん洗濯はでは重曹・過炭酸ナトリウム・クエン酸の3アイテムが必要不可欠です。
アイテムの準備や洗剤を溶かす手間があり、初心者の方にはハードルが高いと感じられると思います。
しかし一度やってみればその仕上がりの良さに驚くはずです。
是非一度挑戦してみて下さい!