
合成洗剤の種類の多さもさることながら、近年柔軟仕上げ剤も大幅に増えていますよね。
最近では香りにこだわったタイプのものが多く、液体・固形と形状も様々です。
好きな香りの衣服を着ると気分も上がるので特に女性には人気ですよね!
しかしその自慢の香りが、強すぎて苦手と言う方がいるのも事実です。
強い香りだと気分が悪くなってしまう方や男性であれば衣類を強い香りにしたくない方などもいます。
そんな方におすすめしたいのが石けんを使ったお洗濯です。
石けんは良く泡立つので衣類の奥に入り込んで繊維が持ち上げてふんわりと立たせてくれます。
また石けんに含まれるグリセリンは保湿効果があるので、繊維がパサつくのを防いで適度にふんわり感を維持してくれます。
その上石けんで洗濯を行った場合、洗濯中は石けんの香りがしますが洗い上がりでは無臭に仕上がります。
柔軟剤を使うことなく洗剤の効果のみでふんわり・無臭を実現することができるのです。
本文では柔軟剤の仕組みと石けんがなぜその変わりとなるかを説明していきます!
合成柔軟剤はイオンの力で繊維同士を引き離す
合成柔軟剤の仕組みを簡単に説明すると、繊維の表面に薄い膜を作り繊維同士が絡み合うのを防ぐということです。
衣類は洗濯機の中で水流と回転によって互いにぶつかり合います。
目には見えない大きさですが、その際に衣類の繊維同士も激しく互いにぶつかっています。
そうすることによって繊維が押しつぶされます。
買った当初は繊維がきちんと立っていたものが、洗濯の回数を重ねるごとに繊維が折り重なって固くなり、最終的にはぺったんこになって戻らなくなります。
表面がツルツルになってしまった衣類はこの状態なのです。
そこで柔軟剤は繊維が押しつぶされるのを防ぐために、繊維の表面に油をひいた様なイメージで薄い膜を作ります。
それによって繊維同士はくっつかずに立ち上がった状態になり、結果としてふんわりとした状態になるのです。
石けんの泡立ちとグリセリンが生地をふんわり仕上げる
では石けんはどのようにして柔軟剤の様な効果を生み出しているのでしょうか。
それは石けんの魅力でもある泡立ちの良さです!
石けんはしっかりと水に混ぜて溶かし、かき混ぜて泡立てることでたくさんのきめ細かい泡を作り出すことができます。
この泡には界面活性効果があり、合成柔軟剤と同様に繊維を持ち上げてくれるのです。
特別な添加物を使わなくとも石けんが従来持っている機能を有効活用することで合成柔軟剤なんて不要になります。
また石けんの成分の1つであるグリセリンには保湿効果があります。
この保湿
石けん洗濯は無臭に仕上がる