
洗濯に合成洗剤ではなく石けんを使うことは今の時代ではとても稀です。
実際に皆さんも石けんで洗濯をしている、あるいはしたことがあるという人はほとんどいないでしょう!
昔は洗剤と言えば石けんくらいしかなかった為、色々な用途でみんなが使っていました。
しかし高度経済成長期に合成洗剤が登場、使い勝手の良さから世間に広く浸透し石けんは淘汰されてしまいました。
しかし合成洗剤が万能かと問われればそんなことはありません。
節水・時短を売りにしてはいますが、汚れの落ち具合はいまいちです。
そこでおすすめしたいのが一周回って石けん洗濯なのです!
石けんは洗浄力が弱いイメージがあるかもしれません。
しかし汚れを落とす界面活性効果と生地を柔らかく仕上げる柔軟効果は抜群です!
石けん単体では洗浄力が長続きしない難点はありますが、それを補う魅力があります。
そんな石けん洗濯をおすすめしたい理由を詳しくお伝えしていきます。
またこちらのページでは石けん洗濯をする際に必要なアイテムとその効果を紹介しています!
目次
石けんの界面活性効果は合成洗剤にも負けない分解効果がある!
界面活性効果は汚れ分解力のこと
簡単に言うと汚れを水に溶け込ませる効果のことを言います。
普通であれば水と油は互いに弾き合って混ざり合うことはありません。
それは汚れと水にも同じことが言えます。
しかしこの界面活性剤の成分によって、汚れは細分化されて包み込まれます。
そしてその汚れ自体も界面活性剤の効果によって、そのまま水に溶け込むことができます。
水に溶け込んだ汚れは石けんの効果で再び衣類に戻ることなく、洗濯槽を漂ったのちに排水されて除去されます。
石けんは衣類汚れに最適
アルカリ性・中性・酸性と物質には液性があります。
液性は中学校で習いましたよね!
そして石けんは弱アルカリ性なのに対して、衣類汚れのほとんどは酸性なのです。
汚れを落とすにはそれを中和する必要があるので、洗濯にアルカリ性の洗剤は一番効果が高いことになります。
もちろんアルカリ性の汚れもあるので、その場合は酸性の洗剤が効果的です。
合成洗剤の多くは中性の液性をもっており幅広い汚れに対応できますが、逆にどの汚れも徹底的に落とすことが難しくなります。
この点からも石けん洗濯はおすすめです。
石けんの泡立ちとグリセリンの保湿効果でふんわり仕上がる!
石けん単体では洗浄力が低下し易いので注意が必要です!